小売業の視点に特化してパークの成功を探る、意欲的な本と楽しみにしていたのですが…。(パークが絡まない)小売に関する話には興味深いものも展開されます。がしかし、パークの話になるとどうにも粗が目立ちます。そして、少なくとも接客サービスの本ではありません。
タイトルに便乗した本であると感じます。
非常に残念なのは筆者が取り上げる題材、TDR全体、2つパーク、パーク内の商品店舗、ディズニーストア、ディズニーショップ(ディズニーグッズ取り扱い店を差している模様、ディズニーストアの記述も混在)、を整理できてない点です。また、ディズニーストアをまったく調べずに書いているのか、という疑問がある個所も多いです。調べればすぐにわかることですが、TDR、ディズニーストア、ディズニーのライセンス商品を扱うお店はまったく別物です。2つのパークを運営するOLC、ディズニーストアを運営するリテイルネットワークス、は今では関連会社ですが元々は別会社。相乗効果を狙いつつも商品販売のポリシーが大きく異なります。ディスニー商品を扱うお店も、店長や担当者、ライセンシーによって方針が異なる
*のはもちろんです。共に扱うメリットはありますが、それは各トピックを整理の上でです。また、魅力の理由が「ミッキーだから」というものがあっては応用が効きません(それにミッキーだったら何でも売れるわけでしょうし)。筆者の持論(基本五感と消費五感)をディズニーがらみのエピソードで説明という構成にしていれば、もっと筋の通る本になったのではないでしょうか。
という内容から細かなツッコミはなくして、もう少しマイルドにしたのをamazonのレビューに投稿していたんですが、「参考にならなかった票」がつくわつくわ。直後に当方の「他の商品」のレビューにも同じ数ずつが一度に投じられてる(そこまでするとたたの嫌がらせ、どんな利害関係があるのかわからんが)。更にマイルドに書き直して再投稿してもバッチリ同じ数のいいえ票が「なぜか」いっぺんに投じられるので怖くなって50近いレビューを1つ残して全部消しました。あーあ。
* 例えば、TDRのスポンサーにもなっているTOMYにはディズニー事業部があり力のかけ具合がよくわかります。(2004年3月12日現在)