レミーのおいしいレストラン
『レミーのおいしいレストラン』感想です。ネタばれありまくりなので未見の人は注意。。
300字であらすじ
フランスの田舎に暮らすレミーはグルメなネズミ。味に無頓着な家族に不満を抱きながら料理本や料理番組を盗み見する毎日だ。ある日、住処を追い出されたレミーは憧れシェフのレストラン「グストー」に辿りついた。レミーの指導の元、料理ベタな雑用係リングイニが手を動かすことで、2人はシェフとして一目置かれるが。
最初の感想
ラストがいい。レミーかわいいよレミー、でも一家に囲まれるのは勘弁。
ブラッド・バード監督は抑揚の落差がすごい(『Mr.インクレディブル』にも感じた)。インクレのそれは半々くらいの配分でしたが、レミーでは開放されるが最後の最後。抑えれば抑えるほど開放が楽しいものですが、ちょっと中だるみしたかなあ、『アイアン・ジャイアント』はそれほどでもなかった気がします。年々強まってるのかも。
内容的に非常に批評するのに勇気がいる(観るとわかります)のですが、ストーリー全体はパズル合わせっぽかった。プロット上ココがこうなるから、コッチはこうしよう、みたいなやりとりを考えてしまう。ラストは幸せでちょっと泣けた。もっとシンプルにしてもいいと思ってしまった。
考えての感想
やはり全ては批評家イーゴの長台詞と"Anyone can cook"の解釈だと思いますが受け取り方でバラつきがでそう。いくつかあるけど
- 勇気を持って挑戦しよう。何ものにも怯えてはいけない。
- 誰にでも可能性は開かれている。
- 誰もが成功するわけではない。
- 新しいものも評価しよう。
- (誰のものかでなく)内容を評価しよう。
- 批評家は楽な仕事
作品の個人的な解釈は前向きさを強調して「誰が成功するかはわからないが、挑戦しよう。」とかかな。どうにも"Anyone can cook"に絡まない部分は一緒にまとめられなかった。批評の下りは主題と無関係ですな。続いてたから一緒にできそうかなと思ったんだけど別物。一見幸せだけど厳しいテーマですよね。コレットは作中の扱いから想像すると彼女の未来は切ない…。本作は邦訳字幕良かったけど、台詞が長くなると租借がストレートにいかなくなりますね。ディズニーファンを楽しむためにはやっぱり英語で楽しめるようになるのは必要だなー(※ピクサー作品です)。
あと、最近のピクサーの悪役やマイナス感情ってちょっと腑に落ちないところがあって、作品全体は素晴らしいんだけど毎回少しずつ引くシーンがあります。具体的には、シンドローム、チック・ヒックス、本作のレミーとリングイニの喧嘩など。作中で自分が理解したキャラクター像以上にひどい振る舞いをしてるように感じて驚きます。キン肉スグル(『キン肉マン』)が急変して子供心にショックみたいな感覚に近い。話を面白くするためにキャラクターの感情が規定されるような違和感。そりゃこじれた方が後の仲直りも効くけどさー、みたいな引き方で没入感を弱めないと辛くなる。ディズニーもピクサーも「ストーリーが大事」というけど、ディズニーのストーリーは「キャラクターが体験するストーリー」で、ピクサーのストーリーは「観客が観るストーリー」なのかもなぁ。
細かいことだと、コレットがリングイニが好きな理由とか、スキナーの企みをよくは思っていない厨房とか、リングイニがウェイターとして花開くきっかけとか、リングイニが息子だと判明した理由(再鑑定これからなのに)とか、微妙は描写はちゃんと描くか必要性をスッパリ削るかしてほしいなー、みたいなことが目立った。
スタッフロール
とても好き。『Mr.インクレディブル』もよかったけど、これもイイ!。奥行きを持って動く手書き風。チェリーゴルフとかとてもイイ。
映像
今回はやっぱ食べ物ですかね。ラタトューユとパンとワインが美味そうで美味そうで。ワインは色変えの液体のはずなのになんであんな美味そうなんでしょう。脚とか透明度合いなども表現してるんでしょうな。
あとは水と毛と光。既存のもそれぞれ進歩しててもう敵なし過ぎる。手放しで褒めるしかないなー。毎回120%素晴らしいことが当たり前なのがすごい。
邦題
観るまでは邦題はわかりやすいし及第じゃない?と思っていたのですが、観た後だと…。ラタトゥーユはメジャーな料理とは言いがたいけど、ここまでストーリーに絡むのならこれこそカタカナでよかったのでは。そういえば最近『パイレーツ・オブ・カリビアン』が『カリブの海賊』を元にした映画だって気付かない人に3人立て続けに会いました。邦題は大事。
現在のピクサー作品個人的に好きな順
- トイ・ストーリー1・2
- モンスターズ・インク
- レミーのおいしいレストラン
- Mr.インクレディブル
- バグズ・ライフ
- ファインディング・ニモ
- カーズ
『レミーのおいしいレストラン』感想です。ネタばれありまくりなので未見の人は注意。。
300字であらすじ
フランスの田舎に暮らすレミーはグルメなネズミ。味に無頓着な家族に不満を抱きながら料理本や料理番組を盗み見する毎日だ。ある日、住処を追い出されたレミーは憧れシェフのレストラン「グストー」に辿りついた。レミーの指導の元、料理ベタな雑用係リングイニが手を動かすことで、2人はシェフとして一目置かれるが。
最初の感想
ラストがいい。レミーかわいいよレミー、でも一家に囲まれるのは勘弁。
ブラッド・バード監督は抑揚の落差がすごい(『Mr.インクレディブル』にも感じた)。インクレのそれは半々くらいの配分でしたが、レミーでは開放されるが最後の最後。抑えれば抑えるほど開放が楽しいものですが、ちょっと中だるみしたかなあ、『アイアン・ジャイアント』はそれほどでもなかった気がします。年々強まってるのかも。
内容的に非常に批評するのに勇気がいる(観るとわかります)のですが、ストーリー全体はパズル合わせっぽかった。プロット上ココがこうなるから、コッチはこうしよう、みたいなやりとりを考えてしまう。ラストは幸せでちょっと泣けた。もっとシンプルにしてもいいと思ってしまった。
考えての感想
やはり全ては批評家イーゴの長台詞と"Anyone can cook"の解釈だと思いますが受け取り方でバラつきがでそう。いくつかあるけど
- 勇気を持って挑戦しよう。何ものにも怯えてはいけない。
- 誰にでも可能性は開かれている。
- 誰もが成功するわけではない。
- 新しいものも評価しよう。
- (誰のものかでなく)内容を評価しよう。
- 批評家は楽な仕事
作品の個人的な解釈は前向きさを強調して「誰が成功するかはわからないが、挑戦しよう。」とかかな。どうにも"Anyone can cook"に絡まない部分は一緒にまとめられなかった。批評の下りは主題と無関係ですな。続いてたから一緒にできそうかなと思ったんだけど別物。一見幸せだけど厳しいテーマですよね。コレットは作中の扱いから想像すると彼女の未来は切ない…。本作は邦訳字幕良かったけど、台詞が長くなると租借がストレートにいかなくなりますね。ディズニーファンを楽しむためにはやっぱり英語で楽しめるようになるのは必要だなー(※ピクサー作品です)。
あと、最近のピクサーの悪役やマイナス感情ってちょっと腑に落ちないところがあって、作品全体は素晴らしいんだけど毎回少しずつ引くシーンがあります。具体的には、シンドローム、チック・ヒックス、本作のレミーとリングイニの喧嘩など。作中で自分が理解したキャラクター像以上にひどい振る舞いをしてるように感じて驚きます。キン肉スグル(『キン肉マン』)が急変して子供心にショックみたいな感覚に近い。話を面白くするためにキャラクターの感情が規定されるような違和感。そりゃこじれた方が後の仲直りも効くけどさー、みたいな引き方で没入感を弱めないと辛くなる。ディズニーもピクサーも「ストーリーが大事」というけど、ディズニーのストーリーは「キャラクターが体験するストーリー」で、ピクサーのストーリーは「観客が観るストーリー」なのかもなぁ。
細かいことだと、コレットがリングイニが好きな理由とか、スキナーの企みをよくは思っていない厨房とか、リングイニがウェイターとして花開くきっかけとか、リングイニが息子だと判明した理由(再鑑定これからなのに)とか、微妙は描写はちゃんと描くか必要性をスッパリ削るかしてほしいなー、みたいなことが目立った。
スタッフロール
とても好き。『Mr.インクレディブル』もよかったけど、これもイイ!。奥行きを持って動く手書き風。チェリーゴルフとかとてもイイ。
映像
今回はやっぱ食べ物ですかね。ラタトューユとパンとワインが美味そうで美味そうで。ワインは色変えの液体のはずなのになんであんな美味そうなんでしょう。脚とか透明度合いなども表現してるんでしょうな。
あとは水と毛と光。既存のもそれぞれ進歩しててもう敵なし過ぎる。手放しで褒めるしかないなー。毎回120%素晴らしいことが当たり前なのがすごい。
邦題
観るまでは邦題はわかりやすいし及第じゃない?と思っていたのですが、観た後だと…。ラタトゥーユはメジャーな料理とは言いがたいけど、ここまでストーリーに絡むのならこれこそカタカナでよかったのでは。そういえば最近『パイレーツ・オブ・カリビアン』が『カリブの海賊』を元にした映画だって気付かない人に3人立て続けに会いました。邦題は大事。
現在のピクサー作品個人的に好きな順
- トイ・ストーリー1・2
- モンスターズ・インク
- レミーのおいしいレストラン
- Mr.インクレディブル
- バグズ・ライフ
- ファインディング・ニモ
- カーズ



